第4幕 「ラッド・ルッソは大いに語り大いに殺戮を楽しむ」
ルッソ・ファミリーのドン、プラチド・ルッソはその日、すこぶる機嫌が悪かった。仮装強盗の二人組と顔に刺青を入れた 不良少年のグループに、ファミリーの威信を汚されたからだ。そんな折、甥で殺し屋のラッド・ルッソが提案した。シカゴ 発N.Y.行きの大陸横断特急フライング・プッシーフット号をハイジャックして、身代金をふんだくってやろうと。しかし、 ラッドには真の目的が別にあった。それは、乗客たちを快楽のためだけに、ただひたすら殺して回ること―。 列車に乗り込み、計画を開始したラッドとその仲間たち。しかし、彼らはまだ知らなかった。この列車に潜む「レイル トレーサー」(線路の影をなぞるもの)という存在を―。
脚本:高木 登 絵コンテ:大森貴弘 演出:松浦錠平 作画監督:石川晋吾
―キャストコメント ラッド役 藤原啓治さん―
正直言って朝からあのハイなテンションはツラいです(笑)。ラッドは一見普通なのですが、突如として狂気の 部分が現れる多重人格的な人物なので、とにかく演じていて楽しいんです(笑)。相当イカれた男ですので、僕 自身が彼本人に憧れるということはありませんが、演じるキャラクターとしては大変気に入っています。 この作品は展開がはやく構成が複雑、時間軸も入れ替わったりと、色々な要素が盛り込まれているので、それぞれ を楽しみながら観て下さい。よろしくお願いします。
―キャストコメント ルーア役 安井絵里さん―
ルーアは・・・・・・かなりきてます(笑)。恋人のラッドに殺されることを想像して赤くなるような子なんです。#2で ラッドにほっぺを叩かれて、もだえてたのがかわいかったですね(笑)役作りの面では彼女のひかえめなレディら しさを出せるように意識して演じています。そして今回の見所は何といってもラッドの活躍ぶり(!?)ですね。 ルーアの愛するラッドのキレっぷりをご堪能下さい!
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