◆スタッフインタビュー(4) アニメーションプロデューサー:佐藤由美◆
Q・この作品の魅力はどんなところにあると思いますか? 1930年代のアメリカ、という舞台に、バッカーノ!のちょっとおかしくてキレたキャラクターたちが『存在』している空気感みたいなところだと思っています。ここで生きているんだ、っていうのを感じてもらえたらうれしいです。 Q・映像化にあたり、注目してほしい部分について―― アニメーションに限らないと思いますが、生み出された「作品」には、作った者たちの魂みたいなものが宿るような気がしています。いろんな思いの上で如何様にも形を変えていくナマモノですので、ナマモノならではの臨場感やら勢い、みたいなものを見ていただきたいです。バッカーノ!のキャラクターたちに負けず劣らずキャラの濃いスタッフ陣ですので、何が起こるか分からないあたりを見逃さずにいてほしいです。 Q・美術や作画の見所について―――― 設定をおこすにあたって、原作の読み込みを何度も繰り返し、さらに当時のアメリカに存在していたのかどうか、存在していたらどんなものだったのか、などなど四苦八苦しながら資料集めをしているので、細かいところまで時代を追っています。なかなか気がついてもらえないところなので、さり気なく…アピールでした。 Q・一番好きなキャラクターとその理由―――― アイザックとミリア。最初は嫌いだったんですけれど、今ではアイザックとミリアなしのバッカーノ!は考えられないくらいです。もう成田さんの思うツボですね(笑) Q・ファンへメッセージをお願い致します 我々スタッフ一同、まず楽しんで作っていきたいと思いますので、オンエアがスタートしたら、共に楽しんでいただけたらうれしいです。なんじゃこりゃ!とか、そうきたか!とか、おもしろツッコミをお待ちしております。 佐藤由美(さとうゆみ) 1975年埼玉出身。 ’97年に仕上げから制作へ転向し、(有)ブレインズ・ベースに入社。 約2年の出向期間を経て、’04年に自社に戻り「かみちゅ!」を担当。 |
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